ドーベルマンの<クララ>、メスです。
2006年1月18日が誕生日。
クララは、千葉県のブリーダーさんのところへ行き、生まれたばかりの仔犬を抱き、ブリーダーさんにいろいろと教えていただいてから園にやってきました。

ブリーダーさんに抱かれるドーベルマン。クララかどうかは、分からない

クララの兄弟たち。どの子がクララ?
そして、ブリーダーさんに訊かれたことが、ひとつあります。
「耳は、どうしますか?」と。
日本では、断耳・断尾が一般的。
しかし、断つことの意味・意義を知らずに「はい、じゃあ切ってください」というわけにもいかないな、と思い、ひとまず返事を保留にしてもらい
園に戻りました。
調べてみると、ヨーロッパ諸国では、耳・尾を切らないという流れができてきている、そうです。
(ドーベルマンの本場ドイツでは、断耳・断尾は禁止されているとか)

ロッテンマイヤー夫人
「耳は残してください」
尾は、生まれてすぐ断ってしまったそうですが、耳は残すことができました。
尾は、バランスをとるために必要だそうで、もちろん残した方が良いそうです。

なので、こんな耳なのです。垂れ耳のドベ。
園に来るまでのドーベルマンのイメージ。
……やっぱり、怖い。
でも、接してみるとよく分かるのですが、とても甘えん坊のクララ。
ダッダッダッと勢いよく走ってきて、ゴロォンとお腹を見せてくる。
飼育員「おぉ、かわいいねぇかわいいねぇ、あいたたた、痛い痛い、蹴らないで
蹴らないで」
Mダックスとは違って図体はデカく、力も強い。
喜んで頭突きをされると鼻が痛い。
キックされると、マジで痛い。
そして、うんこが大きい。
量が多い。
もちろん、くさい。
飼育員「なんか、下痢のウンコしかしないねぇ、クララ」
寒さに弱いドーベルマンですから、それも関係しているのかと思い様子を見続けていたのですが、どうも、おかしい。
そんなときには、必ず検便です。
飼育員「……え!? ジアルジアですか?」

下痢ばかりでオムツをあてるクララ
真夜中。
ワンワンワンワォーン……
飼育員「…………」
様子を見に行くと、部屋中うんこの臭い。
ケージ内をドッタンバッタンと走り回る音。
飼育員「…………(言葉を失う飼育員)」
ケージの中で下痢をして、走り回るからケージ内、ケージの外、クララの足の裏。
すべて、下痢まみれ。
深夜3時。
ケージごとクララを外に連れ出し、タライに湯を張り、
ぞうきんを絞り1時間かけて体を拭く。
こんな夜もあった(ような気がする。覚えていない)。
深夜12時。
夜の食餌のあとに、うんこをしないクララ。
このままケージに入れると、うんこをするのが3時か5時。
散歩に行くしかない。
1時間かけて散歩に連れ出す。
しかし、クララはうんこをしない。
園に戻り、仕方がないので眠る。
……犬が、鳴いている。
うんこの臭いがしてくる。
くさい。
また、体を拭くしかない。
眠れない。

たそがれクララ
クララとの日々が、あまりにも衝撃的だったので、記憶がはやり、ないのです。
うんこ、うんこ、うんこの毎日で、写真を撮る余裕も、あまりありませんでした。
いや、かわいいんですけどね。
かわいい、と、うんこ、は別問題ですから。
飼育員「のんた……」
園長「のび太?」
飼育員「ううん、のん太……のんきだから……」
ミニチュア・ダックスフントの<のん太>、オス、5月5日生まれ。
「動物園」にとって記念すべき1頭目の動物です。
しかし、あとからあとから犬、猫、亀、金魚と園にくるものですから、記憶が薄れて……
今回は、写真を見ながらの思い出話に花を咲かせてみます。番茶も出花ですね。

最初に<のん太>と逢ったときのことは、忘れようにも忘れられません。
家のなかに入りましたらば、リビングを走りまわる4足歩行の生きものを発見いたしました!
「どないしたん、それ」と思わず関西弁に戻る飼育員。
園長、ラン屋・カメ屋は、代わり番こに抱っこして、こっちに見せてニヤニヤニヤ。



園長の膝の上で甘ったれています。
とにかくMダックスのことを知らなければならない、ということで『ミニチュア・ダックスフントのしつけ方』『ミニチュア・ダックスフンドの飼い方』などの本を読み勉強をはじめました。

バーコード、ですね。
トイレトレーニング用のサークルに、ラン屋・カメ屋が無断で手製バーコードをペタペタと貼りつけるのです。
グル(異物摂取の猫)が食べてしまうので貼り付け禁止令が発布されましたが、当時はサークルやら、園長の机、食卓イス、衣装棚、スピーカー、漆喰の壁……いたるところにバーコードが張られまくられてました。

逆Cのん太。
トイレシートの上で寝られると、困るんですよね。
このまま様子を見ていると……

白目にもなります。
しかも、ヘンな両手です。

鎌倉市には野性鳥獣担当という部署があり、主に野生鳥獣による
生活被害への対応をしてくれます。
その野性鳥獣、主に外来動物ですが、タイワンリス、ハクビシン、そしてアライグマです。
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/midori/choju/gairai_data.html
そのアライグマが、庭にノミ、マダニを撒き散らしてお帰りになられる。
ノミ・マダニ駆除剤を首筋にたらすだけで、24時間でほぼ100%の
ノミの成虫を駆除、マダニも48時間で駆除ということですが……ねぇ。
撒いて帰んなよ、と言いたい気分です、飼育員としては。

さすがにいまは乗せられませんが、まだ小さかったころ、自転車の
前カゴに乗せて動物病院へ! 海へ! サイクリングでGoでした。
のん太を飼ってからというもの、食餌はもちろんのこと、うんこ・しっこ
の世話の毎日。
フィラリア、ノミ・マダニ、狂犬病と動物病院へも頻繁に通いました。
(野良犬猫なら、駆虫―回虫、条虫、ジアルジア、コクシジウムなど
―のために、何度も動物病院へ通いました)